2011年11月04日
震災ペットボラに参加
シロくんはゲージから出されると、お尻尾をぱたぱた振ってある場所に向かった。
狭いゲージから出されたワンコは思い切り走ったり、自分の縄張りに匂いつけしたり忙しいけど、シロくんの向かった場所はひとつ、来客用の出入り口。
そこに着くとまっすぐ駐車場を見つめる。
古参のボラさんから
「その子はね、飼い主さんが来たときはそこから来ることを知ってる。
だからいつでもそこにいるんだよ。」って教えてくれた。
シロくんの白い背中が潤んで見えた。
私なんて飼い主さんのやるせなさも、シロくんの悲しみも、何十分の一もわかってないんだ。
泣くのは私じゃないだろうと慌てて涙を拭う。
青葉区芋沢の「dogwood」という震災ペットの犬さんネコさんを保護している団体さんへボランティアへ行った。
dogwoodさんはもともとブリーダーで、自然豊かな敷地にワンちゃんと遊べるドッグランとドッグカフェを併設した、ワンコ飼いさんに人気のスポットだ。
3.11の震災後、避難所や被災住宅でペットと生活をともにできない方たちからペットを預かって、大切に大切に保護している。
ワンちゃん同士の接触は厳禁、食器や使ったタオルも各々消毒液につけ、散歩は1日朝晩2回を徹底してる。
それ以外にふれあいタイムを作って、飼い主さんの穴は埋められなくてもワンコちゃんの気持ちを少しでも紛らわせようというスタッフさんの愛情が感じられる。
「飼ってたワンコの食器、消毒したことあった?」
「うち散歩は晩の1回だけだったよ(^^;」
と同行したボラさん同士で囁き合う。
いかにこのdogwoodさんが最新の注意でワンコちゃんたちに接しているかわかるというもの。
たしかに預かってるワンコちゃんたちなので、みんな苗字がある。
そしてお迎えの準備ができたご家庭の子は、お父さんとお母さんが迎えに来てくれる。
そうやって巣立っていく子もいて、保護ワンコは一時は200匹を超えてたそうだが、いまは100匹ほどだという。
そのワンコちゃんたちのお世話を手間暇惜しまず、しかも無償で行っているdogwoodさんにはホント頭が下がる。
一時はたくさんいたボラさんもどんどん減っていく。
そんな現状を知って、わざわざ県外から来てくれる方が多い。
この日も東京をはじめとした関東地域の方が多かった。
一緒に行ったYちゃんはともかくほかに県内の方はいたのかもしれないけど、会えなかったくらいだ。
それだけ県外の方が被災地に関心を持って下さってありがたい。
そして地元の私たちは、交通費のかからない分だけもうちょっと頻繁に足を運んでもいいかと思った。
ペットを飼える環境が整わなくてお迎えはまだだけど、たまに飼い主さんが面会に来てくれる。
そうすると今もドッグランとして営業している敷地で、飼い主さんと遊ばせてもらえる。
チャッピーくんはその記憶があるらしく、体が自由になるとドッグランが見えるフェンス越しに行きたがる。
そしてドッグランの遠くに人影が見えると鳴くの。
「人を呼んでるような鳴き声だね・・」
「飼い主さんだと思ってるのかな・・」
とボラさん同士でつぶやいた。
チャッピー、あの人飼い主さんじゃないよ
もしそうだったら、とっくにチャッピーのこと迎えに来てるはずじゃない・・
と言いながら、何回も撫でた。
わかったくれたのかわからないけど、鳴きやんでくれた

他にもネコさんの保護場所もあり、ちょっと覗かせてもらったが「猫カフェ!?」のような、猫さん好きにはたまらないような場所もあった。
しかし楽しいことばかりではなく糞尿の後始末、洗濯、食器洗いなど、犬猫あわせてかなりの頭数がいるだけに大変そう。
物資の寄付はいただいてるものの、人手は先が見えないだけに不安だろうと思う。
そこで地元の犬猫好きさんは、ちょっと足をのばして行ってみられたらいかがだろうか。
きっと労働の大変さより、飼い主さんをじっと待ち続ける犬猫さんのけなげさに心打たれ、またリピートしたくなること請け合いです。
お世話したワンコちゃんたちは、飼い主を心待ちにしながらもボラさんにも心許してくれます。
あ~、ワンコちゃんて足に座ってくるんだよな・・足の上に乗ってきたチャッピーのぬくもりを感じながら、前飼ってた愛犬を思い出した

そんなdogwoodの日常をつづったブログはコチラ→dogwoodブログ
ボラさんはこういうお仕事してます→短期*長期ボランティアさま

遠くに旅部のYちゃんとRさん発見
旅部は今後も定期的にボラに行きますので、どうぞご一緒に

まるで自分ちのワンコのようだった
東京からAさんfrom スウェーデン
狭いゲージから出されたワンコは思い切り走ったり、自分の縄張りに匂いつけしたり忙しいけど、シロくんの向かった場所はひとつ、来客用の出入り口。
そこに着くとまっすぐ駐車場を見つめる。
古参のボラさんから
「その子はね、飼い主さんが来たときはそこから来ることを知ってる。
だからいつでもそこにいるんだよ。」って教えてくれた。
シロくんの白い背中が潤んで見えた。
私なんて飼い主さんのやるせなさも、シロくんの悲しみも、何十分の一もわかってないんだ。
泣くのは私じゃないだろうと慌てて涙を拭う。
青葉区芋沢の「dogwood」という震災ペットの犬さんネコさんを保護している団体さんへボランティアへ行った。
dogwoodさんはもともとブリーダーで、自然豊かな敷地にワンちゃんと遊べるドッグランとドッグカフェを併設した、ワンコ飼いさんに人気のスポットだ。
3.11の震災後、避難所や被災住宅でペットと生活をともにできない方たちからペットを預かって、大切に大切に保護している。
ワンちゃん同士の接触は厳禁、食器や使ったタオルも各々消毒液につけ、散歩は1日朝晩2回を徹底してる。
それ以外にふれあいタイムを作って、飼い主さんの穴は埋められなくてもワンコちゃんの気持ちを少しでも紛らわせようというスタッフさんの愛情が感じられる。
「飼ってたワンコの食器、消毒したことあった?」
「うち散歩は晩の1回だけだったよ(^^;」
と同行したボラさん同士で囁き合う。
いかにこのdogwoodさんが最新の注意でワンコちゃんたちに接しているかわかるというもの。
たしかに預かってるワンコちゃんたちなので、みんな苗字がある。
そしてお迎えの準備ができたご家庭の子は、お父さんとお母さんが迎えに来てくれる。
そうやって巣立っていく子もいて、保護ワンコは一時は200匹を超えてたそうだが、いまは100匹ほどだという。
そのワンコちゃんたちのお世話を手間暇惜しまず、しかも無償で行っているdogwoodさんにはホント頭が下がる。
一時はたくさんいたボラさんもどんどん減っていく。
そんな現状を知って、わざわざ県外から来てくれる方が多い。
この日も東京をはじめとした関東地域の方が多かった。
一緒に行ったYちゃんはともかくほかに県内の方はいたのかもしれないけど、会えなかったくらいだ。
それだけ県外の方が被災地に関心を持って下さってありがたい。
そして地元の私たちは、交通費のかからない分だけもうちょっと頻繁に足を運んでもいいかと思った。
ペットを飼える環境が整わなくてお迎えはまだだけど、たまに飼い主さんが面会に来てくれる。
そうすると今もドッグランとして営業している敷地で、飼い主さんと遊ばせてもらえる。
チャッピーくんはその記憶があるらしく、体が自由になるとドッグランが見えるフェンス越しに行きたがる。
そしてドッグランの遠くに人影が見えると鳴くの。
「人を呼んでるような鳴き声だね・・」
「飼い主さんだと思ってるのかな・・」
とボラさん同士でつぶやいた。
チャッピー、あの人飼い主さんじゃないよ
もしそうだったら、とっくにチャッピーのこと迎えに来てるはずじゃない・・
と言いながら、何回も撫でた。
わかったくれたのかわからないけど、鳴きやんでくれた


他にもネコさんの保護場所もあり、ちょっと覗かせてもらったが「猫カフェ!?」のような、猫さん好きにはたまらないような場所もあった。
しかし楽しいことばかりではなく糞尿の後始末、洗濯、食器洗いなど、犬猫あわせてかなりの頭数がいるだけに大変そう。
物資の寄付はいただいてるものの、人手は先が見えないだけに不安だろうと思う。
そこで地元の犬猫好きさんは、ちょっと足をのばして行ってみられたらいかがだろうか。
きっと労働の大変さより、飼い主さんをじっと待ち続ける犬猫さんのけなげさに心打たれ、またリピートしたくなること請け合いです。
お世話したワンコちゃんたちは、飼い主を心待ちにしながらもボラさんにも心許してくれます。
あ~、ワンコちゃんて足に座ってくるんだよな・・足の上に乗ってきたチャッピーのぬくもりを感じながら、前飼ってた愛犬を思い出した


そんなdogwoodの日常をつづったブログはコチラ→dogwoodブログ
ボラさんはこういうお仕事してます→短期*長期ボランティアさま

遠くに旅部のYちゃんとRさん発見

旅部は今後も定期的にボラに行きますので、どうぞご一緒に


まるで自分ちのワンコのようだった
東京からAさんfrom スウェーデン
Posted by ナカユミ at 23:29│Comments(0)
│仙台